パワハラ・サビ残当たり前！ノルマもきつい、保険会社のブラック体験談をご紹介！

保険会社のブラックさを暴露！

私の勤務先でのブラック企業体験記を書いてみたいと思いますが、まずは自己紹介をさせていただきます。

私は２０代の男性、大学卒業後、現在に至るまで某損害保険会社に勤務していますRと申します。

業務内容は保険金支払い担当です。交通事故の示談を毎日やっていると思っていただけるとイメージしやすいかと思います。

勤務し始めて３～５年くらいの社員で役職も何もないただの担当者ですが、いわゆる総合職と言われるような立場になります。

 

具体的にどんな点がブラック？？

私が経験したのは個別具体的な事件等ではありませんが、企業の体質的な問題に焦点を当てていきます。いくつかあるのですが、

の３点が主なものです。

 

１点目：労務管理

これは金融機関に共通して言えますが勤務時間が長い、土日がつぶれることが多い等はよく聞かれると思います。

最近は残業を制限する等の企業も出てきておりますが、これは残業を企業が認識しない、と置き換えるべきです。

同業界の多くの企業では残業代が発生しないような、いわゆるサービス残業が蔓延しています。

私は毎日２時間くらいの朝のサービス出勤ともいうべき残業と、１～２時間のいわゆる普通の残業がありました。

また、これに加えて土日のどちらかは必ず１日出勤していました。書類の整理や社内の掃除、勤務時間内に業務が回らなくなるため調べ物も土日でした。もちろん手当ては出ません。

上司や職場の同僚はこれを推奨しており、むしろもっと勉強しろと言って業務と直接関係する課題図書や事例を渡してきました。

育てるためといえば聞こえは良いですが、プライベートな時間などありません。むしろ睡眠時間さえ削ってなんとかやっている、というところです。

 

２点目で：上司からの詰め

金融機関ですので上司からの詰めは非常に厳しいものがあります。

いついつまでに何件処理しろ、評価を受ける数値に関して細かく設定があるためそこも目標通りでなければ細かく言及されます。

どこの企業もそうなんでしょうが、数百枚ある書類の束について、順番が１つ違うだけで書類は飛んで帰ってきます。

上司が気に入らないことがあれば納得や理解ということが目的ではない、明らかないじめとしての指導が始まります。

 

３点目：業務内容

これは損害保険会社特有のものですが、常に誰と接する時も虐げられます。

何があっても下からの対応となります。事故の被害者や相手方だけでなく、修理工場や病院、レンタカー会社も保険会社に対して強く出てきます。

通常は下から対応する相手がいれば、その流れの中で上から対応してもいいところがあるはずなのですが、最初から最後まで、誰に対しても下からとなるため耐えられない人は多いようです。

実際、当社の場合は退職していく人数自体はそれほど平均値からは離れていませんが、その退職理由はメンタルです。それも嫌になった程度ではありません。

精神疾患を患い、電話の音を聞くだけでパニックを起こしたり目眩がするようになって辞めていきます。

１年間誰も辞めない職場は珍しいくらいです。

 

損害保険会社に実際に勤めてみて

私は現在、上記のようなストレスに慣れたというのもあり、何とか同じ保険会社に在籍しています。

労務管理に関しては諦めました。

上司の詰めについてはなんとか跳ね返すくらいの結果を出してやる、というモチベーションでやっています。

上司からは、毎日の業務に気迫が出てきたようだ、と指摘され可愛がってもらえるようになりました。

詰めや指導がなくなったわけでは当然ないですが、人間関係を構築しているのでストレスが軽くなったように感じます。

業務内容のストレスについては関わる人間に対して期待することを辞めました。いわゆる人間への諦めのようなものを悟った状態でしょうか。

給与だけで言えば悪くない会社ですので、金のために働くと思えば悪くない会社だと思うようにしています。

損害保険会社は、大手も中小企業もストレスの内容は似たようなもののようです。

は安易にこの業界・企業に入社するのはやめておいたほうが良い業界だと思います。

 

管理人メモ

冒頭から記事を読み進めていき、早朝出勤と１～２時間の残業の時点では、ブラック度合い的にはめちゃめちゃ高い部類ではないかなと思いましたが、

上司の叱責、続々と病んで退職していく社員、手当てのない休日出勤…呼んでいくうちにその大変さが伝わってきました。

今でもこのお仕事を続けれられているということで、タフな精神力を持たれているＲさんですが、仰る通り、損害保険会社で働き続けるのにはかなりの覚悟が必要ですね…。